香川県綾歌郡にある綾川町立綾上中学校は、1962年4月1日に山田中学校・枌所中学校・羽床上中学校の3校が統合されて誕生しました。
この小規模校は、古くから米どころとして知られる地域にあり、自然環境に恵まれた場所に位置していました。しかし、2022年3月末をもって、少子化の影響により60年にわたる歴史に幕を下ろし、廃校となりました。その60年間にわたる思い出が、この校舎とともに消え去る悲しみを、地元の方々は感じています。
廃校になる前の最後の日、綾川町教育委員会教育長であり、元綾上中学校校長でもあった松井輝善氏が、思い出話を語ってくれました。彼の言葉には、この学校での活動や出来事に対する深い愛情と、未来への希望が込められていました。
この貴重な瞬間を撮影し、記録に残すために、マサキフィルムの制作しました。撮影・編集は幡多正樹氏が担当し、企画・撮影監督はみなみたかふみ氏が指揮しました。また、綾川町教育委員会からは松内広平氏が取材協力を行い、地元の声を伝えました。
この制作において、マサキフィルムは、綾上中学校の思い出を未来に伝える使命を果たすために全力を尽くしました。廃校となる校舎が消える前に、この学校での喜びや悲しみ、成長と絆を映像として永遠に残すことができたことを、私たちは誇りに思います。
綾川町立綾上中学校の60年間の歴史は、これからも地域の記憶として語り継がれるでしょう。そして、その思い出は私たちの心の中に永遠に刻まれることでしょう。